エクセルバージョン
マイクロソフト365
今回は文字を指定の形式に変換できるStrConv関数についてです。
それではいってみましょう！
StrConv関数
概要
文字を指定の形式Varient（String）で返します。
構文
StrConv(対象文字,変換, [LCID])
[ ] は省略可。
引数
| StrConv | 必須/省略可 | 詳細 |
| 対象文字 | 必須 | 対象となる文字列。 |
| 変換 | 必須 | 設定の定数や値を指定。 |
| LCID | 省略可 | ｵﾌﾟｼｮﾝ（日本語は設定なし） |
設定
| 定数 | 値 | 説明 |
| vbUpperCase | 1 | 英字を大文字に変換。 |
| vbLowerCase | 2 | 英字を小文字に変換。 |
| vbProperCase | 3 | 英字の最初の文字を大文字に変換。 |
| vbWide | 4 | 半角 (1 バイト) を全角 (2 バイト) に変換。 |
| vbNarrow | 8 | 全角 (2 バイト) を半角 (1 バイト) に変換。 |
| vbKatakana | 16 | ひらがな文字をカタカナ文字に変換。 |
| vbHiragana | 32 | カタカナ文字をひらがな文字に変換。 |
| vbUnicode | 64 | システムの既定のコードページを使用して文字列をUnicodeに変換。 (Macでは使用不可)。 |
| vbFromUnicode | 128 | Unicodeからシステムの既定のコードページに変換。 (Macでは使用不可)。 |
サンプル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 | Sub StrConv_Sample() '大文字に変換 Debug.Print StrConv("abc", vbUpperCase) '【結果】→ ABC '小文字に変換 Debug.Print StrConv("ABC", vbLowerCase) '【結果】→ abc '最初の文字を大文字に変換 Debug.Print StrConv("apple", vbProperCase) '【結果】→ Apple '全角に変換 Debug.Print StrConv("AAA", vbWide) '【結果】→ ＡＡＡ '半角に変換 Debug.Print StrConv("ＡＡＡ", vbNarrow) '【結果】→ AAA 'カタカナに変換 Debug.Print StrConv("あ", vbKatakana) '【結果】→ ア 'ひらがなに変換 Debug.Print StrConv("ア", vbHiragana) '【結果】→ あ End Sub |
まとめ
あまり使用する機会はないとは思いますが、形式を変換する際は役に立ちます！
以上です。
