エクセルバージョン
マイクロソフト365
今回はエクセルのIF関数について解説していきたいと思います。
IF関数は条件分岐して処理を分けて実行する際に便利な関数なので、この機会にマスターしちゃいましょう(((^-^)))
それではいってみましょう!
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IF関数
IF関数はある条件を指定して、条件が合ってる場合と、条件が合ってない時に振り分けて処理を実行できます。
IF関数の構文
=IF( 条件 , 条件が一致の時の処理(TRUE), 条件が不一致の時の処理(FALSE))
条件一致 → TRUE
条件不一致 → FALSE
TRUEとFALSE
【TRUE(条件が一致)の場合】
C1セルにIF関数を入力して、A1セルとB1セルの値が同じの場合。
【解説】
➀論理式 → A1=B1のセルの値はABCで一緒です。このように条件が合っている時はTRUEになります。
➁値が真の場合(TRUE)→ ①の条件が一致した場合の処理を記述します。
➂値が偽の場合(FALSE)→ ①のの条件が一致しない場合の処理を記述します。
OKボタンでC1セルに下記のような関数式が自動で入力されます!
=IF(A1=B1,”同じです”,”違います”)
文字の場合は必ず ” ” ←ダブルクォーテーションで囲います。
【結果】
条件が一致(TRUE)してるので、C1セルの値は②の同じですが表示されます。
【FALSE(条件が不一致)の場合】
逆に条件が合ってない場合はFALSEになります。
それではFALSEになるようにA1セルとB1セルの値を違う値にしてみたいと思います。
今回はABCとXYZにして値を変更して実施してみます。
【結果】
A1セルとB1セルの値が違うのでFALSEになります。
基本的に先程と一緒でFALSEの場合は、➂の値が偽の場合の処理が実行され → C1セルに違いますが表示されます。
比較演算子
比較演算子 | 意味 |
= | 等しい |
> | より大きい |
< | より小さい |
>= | 以上 |
<= | 以下 |
<> | 等しくない |
こちらは普通に小学校か中学校で習ったものそのまんまなので難しくないですね!
それではIFと比較演算子を使って解説していきたいと思います(*^^)v
等号(=)
条件 → 等しかったら
1 | =IF(A1=B1,"同じです","違います") |
【結果】
A1とB1セルの値が等しい(TRUE) → 同じです
不等号(<>)
条件 → 等しくなかったら
1 | =IF(A1<>B1,"違います","同じです") |
【結果】
A1とB1セルの値が等しくない(TRUE) → 違います
大なり(>)
条件 → 左の値が右の値より大きかったら
1 | =IF(A1>B1,"大きいです","小さいです") |
【結果】
A1セルの値がB1セルの値より大きい(TRUE) → 大きいです
~以上(>=)
条件 → 左の値が右の値以上だったら
1 | =IF(A1>=B1,"大きいです","小さいです") |
【結果】
A1セルの値がB1セルの値以上(TRUE) → 大きいです
AND関数
複数の条件を指定して、全ての条件が一致してたらTRUE、そうじゃなかったらFALSEになります。
AND構文
=IF(AND(条件1,条件2,条件3,,,),”TRUEの処理”,”FALSEの処理”)
ANDサンプル
条件 → A1セルがまぐろ、かつB1セルがまぐろ、かつC1セルがまぐろだったらの例
全てのセルがまぐろだったら → TRUEになります。そうじゃなかったらFALSEになります。
関数バーのANDをクリックすると下記のようなダイアログが表示されます。
ANDは全ての条件がTRUEになった時に条件が一致したことになります。
関数バーのIFをクリックすると下記のようなダイアログが表示されます。
OKボタンで下記の関数式が自動でD1セルに作成されます。
1 | =IF(AND(A1="まぐろ",B1="まぐろ",C1="まぐろ"),"同じです","違います") |
【結果】
論理式の条件が全て一致しているのでTRUEの処理 → 同じです
OR関数
複数の条件を指定して、どれか1つでも一致してたらTRUE、そうじゃなかったらFALSEになります。
OR構文
=IF(OR(条件1,条件2,条件3,,,),”TRUEの処理”,”FALSEの処理”)
ORサンプル
条件 → A1セルが大トロもしくは、B1セルが大トロもしくは、C1セルが大トロだったらの例
セルの値に1つでも大トロがあったら → TRUE そうじゃなかったら → FALSEになります。
関数バーのORをクリックすると下記のようなダイアログが表示されます。
ORはどれか一つでもTRUEになれば条件が一致したことになります。
関数バーのIFをクリックすると下記のようなダイアログが表示されます。
OKボタンで下記の関数式がD1セルに自動で作成されます。
1 | =IF(OR(A1="大トロ",B1="大トロ",C1="大トロ"),"大トロは注文できます","大トロは品切れです") |
【結果】
論理式の条件が1つでも一致でTRUEの処理 → 大トロは注文できます
NOT関数
条件を指定して、不一致ならTRUE、一致ならFALSEになります。
NOT構文
=IF(NOT(条件),”TRUEの処理”,”FALSEの処理”)
NOTサンプル
条件 → A1セルが牛丼と不一致の例
A1セルの値が牛丼と不一致は → TRUE 牛丼と一致は → FALSEになります。
OKボタンで下記の関数式が自動でB1セルに作成されます。
1 | =IF(NOT(A1="牛丼"),"牛丼ではないです","牛丼です") |
【結果】
論理式の条件の結果がA1セル豚丼で不一致のTRUE → 牛丼ではないです
もしA1セルが牛丼だったらFALSEで → 牛丼です
いつもの逆なので少々ややこしいですかね(´∇`)
まとめ
日本人の場合TRUEとFALSEという英単語はなんだかしっくりこないですよね。
イメージ的には TRUE→YES FALSE→NO と考えた方が分かりやすいと思います。
TRUEとFALSE(Bool)はこれから学んでいく過程で、色々な箇所で出てきますので、この機会に覚えておいて損はないと思います(*^^)v
IF関数はセルの値で条件分岐させて処理をさせたい場合にさくっと結果が表示できるので重宝できる機能ですね!
以上です。