エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日は文字や記号スペースなどを全角から半角に変換(ASC関数)と、半角から全角に変換(JIS関数)にできる関数について解説します。
それではいってみましょう(^^♪
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ASC関数
英数カナ文字の全角(2バイト)を半角(1バイト)に変換します。
ASC構文
=ASC(文字列)
ASC引数
ASC関数 | 必須/省略可 | 詳細 |
文字列 第1引数 | 必須 | ・全角を半角に変換。 ・文字列またはセルを選択。 ・文字列に全角の英数カナ文字が含まれない場合は変換なし。 |
ASCサンプル
全角 → 半角に変換した例。
LENB関数でバイト数を確認。
全角文字 | バイト数(変換前) LENB関数で確認 | =ASC(文字列) 半角に変換 | バイト数(変換後) LENB関数で確認 | |
A | 2バイト | → | A | 1バイト |
a | 2バイト | → | a | 1バイト |
1 | 2バイト | → | 1 | 1バイト |
カ | 2バイト | → | カ | 1バイト |
「 | 2バイト | → | 「 | 1バイト |
あ あ | 6バイト | → | あ あ | 5バイト |
・ひらがなや漢字(2バイト)は変換できません。
・記号やスペースも変換できます。(できない記号もあります)
・文字を指定する場合はダブルクオーテーションで囲います。
JIS関数
英数カナ文字の半角(1バイト)文字を全角(2バイト)に変換します。
JIS構文
=JIS(文字列)
JIS引数
JIS関数 | 必須/省略可 | 詳細 |
文字列 第1引数 | 必須 | ・半角を全角に変換。 ・文字列またはセルを選択。 ・文字列に半角の英数カナ文字が含まれない場合は変換なし。 |
JISサンプル
半角 → 全角に変換した例。
LENB関数でバイト数を確認。
半角文字 | バイト数(変換前) LENB関数で確認 | =JIS(文字列) 全角に変換 | バイト数(変換後) LENB関数で確認 | |
A | 1バイト | → | A | 2バイト |
a | 1バイト | → | a | 2バイト |
1 | 1バイト | → | 1 | 2バイト |
カ | 1バイト | → | カ | 2バイト |
() | 2バイト | → | () | 4バイト |
あ あ | 5バイト | → | あ あ | 6バイト |
・ひらがなや漢字(2バイト)は変換できません。
・記号やスペースも変換できます。(できない記号もあります)
・文字を指定する場合はダブルクオーテーションで囲います。
まとめ
関数を使用して検索などする際に、全角と半角が入り混じっていると正しい結果がでない時、最初にまとめて全角か半角のどちらかに変換しておくことで正しい値が取得できますので、もしきちんとした結果が表示できない場合は試してみてください!
以上です。
文字を抜き出す(左と右)
【VBA】 文字の左や右から文字を抜く(Left,Right)
文字を抜き出す(指定位置から指定文字数)
【関数】指定位置から指定文字数を抜き出す(MID,MIDB)
文字の位置を取得
【関数】指定した文字の位置を文字列から検索(FIND,FINDB)
【関数】文字の位置番号を取得(SEARCH,SEARCHB)
文字数を取得
文字を置換する
【関数】指定位置から何文字や何バイト指定して置換(REPLACEとREPLACEB)
【VBA】配列の文字列を置換(先頭,末尾,全て)Replace