エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日は配列乱数がスピルするRANDARRAY関数についてです。
それではいってみましょう!
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RANDARRAY関数
概要
ランダムな数値の配列を適切なサイズの配列に動的に作成してスピルします。
構文
=RANDARRAY([行],[列],[最小],[最大値],[整数])
[ ]は省略可です。
引数
RANDARRAY | 必須/省略可 | 詳細 |
行 (第1引数) | 省略可 | 行数を指定。 省略は1。 |
列 (第2引数) | 省略可 | 列数を指定。 省略は1。 |
最小 (第3引数) | 省略可 | 最小値を指定。 省略は0。 |
最大 (第4引数) | 省略可 | 最大値を指定。 省略は1。 |
整数/少数 (第5引数) | 省略可 | 整数 → Trueを指定。 小数 → 省略もしくはFasleを指定。 |
サンプル
引数を全省略した場合
スピルはせずに0から1の間の乱数を作成します。
行数を指定して1から10の少数の乱数
行(第1引数) → 10と指定すると10行分のデータが作成されます。
列(第2引数) → 省略
最小(第3引数) → 乱数の最小値の1を入力します。
最大(第4引数) → 乱数の最大値10を入力します。
整数/小数(第5引数) → 省略は小数指定です。
【結果】
オートフィルなどはしなくても、自動でスピルして1~10までの少数の乱数が作成されます。
2行3列の1から6までの整数の乱数
行(第1引数) → 行数の2を指定します。
列(第2引数) → 列数の3を指定します。
最小(第3引数) → 乱数の最小値の1を指定します。
最大(第4引数) → 乱数の最大値の6を指定します。
整数/小数(第5引数) → TRUEにして整数を指定します。
【結果】
2行3列(2×3=6)のセルにオートフィルしなくても、自動でスピルして1から6までの整数の乱数が作成されます。
まとめ
RAND関数は複数の乱数を作成する場合にオートフィルなどでコピペしなくてはいけませんが、この関数はスピルして自動で配列を動的に自動調節してくれるので使用用途によってはかなり時短ができます。
下記はRANDARRAY関数で乱数に重複しないデータを一気に自動でスピルさせて超時短で作成できる記事なので、よかったら見てみてください(*^^)v
RANDARRAY関数を使用した超時短の実践 → 重複しない乱数の作成方法(スピル)
以上です。