エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日はデータを入力するだけで、グラフデータの範囲を可変自動で変更できる方法をご紹介します。
それではいってみましょう!
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グラフ範囲の可変手順
・可変したい範囲の名前定義を作成
・グラフの横軸と系列に名前定義を適用
ざっくりですが、手順は2つのみです(*゚▽゚)ノ
データとグラフの作成
まず1番最初にグラフ.xlsxという名前のエクセルファイルを作成します。
データの作成
作成したグラフ.xlsxを開き、今回は下記のような列に、日付、収入、累計の見出し3列を使用して、日付と収入を入力すると累計が表示されるように作成します。
A列(日付)→ 日付を入力します。
B列(収入)→ 収入を入力します。
C列(累計)→ =IF(OR(A2=””,B2=””),””,SUM($B$1:B2))
C2セルにコピぺして、とりあえずC20くらいまでオートフィルさせてください。
グラフの作成
C1セルからC11セルを選択します。
選択した状態から
挿入 → 折れ線グラフ
でお好きな折れ線グラフを選択して作成します。
これで折れ線グラフが作成できたので名前定義をしていきます(^o^)o
名前の定義
グラフを可変にするには、可変にしたい範囲の名前定義を作成して登録させます。今回は日付と累計を可変にしたいので、OFFSET関数を使用して二つの名前定義を作成していきます。
新しい名前を作成します。
数式 → 名前の定義
日付の可変範囲を作成
名前 → 日付と入力します。
範囲 → ブック
参照範囲 → 下記をコピぺします。(OFFSET関数で範囲を可変にします)
1 | =OFFSET(Sheet1!$A$1,1,0,MATCH(ROWS(Sheet1!$A:$A)^5,Sheet1!$A:$A,1)-1,1) |
作成できたらOKボタンを押下します。
累計の可変範囲を作成
名前の定義から日付と一緒のように作成します。
名前 → 累計と入力します。
範囲 → ブック
参照範囲 → 下記をコピぺします。(OFFSET関数で範囲を可変にします)
1 | =OFFSET(Sheet1!$C$1,1,0,MATCH(ROWS(Sheet1!$C:$C)^5,Sheet1!$C:$C,1)-1,1) |
作成できたらOKボタンを押下します。
名前の管理
2つの名前定義の設定が完了したら、名前の管理からきちんと登録されてるか確認してみましょう!
数式 → 名前の管理
もしくは
ショートカットキー:Ctrl + F3
日付と累計がきちんと登録されているかチェックします。
きちんと登録されていたら閉じるボタンを押下します。
これで名前定義の設定は完了したので、次から早速グラフにこの可変範囲を適用させます。
グラフの横軸と系列に名前定義を適用
グラフを
右クリック → データの選択
日付の横軸
データソースの選択が表示されるので、下記の赤枠の編集をクリックします。
軸ラベルの範囲に先程作成した名前定義の日付を適用させます。
構文は → エクセルファイル!名前定義の日付
1 | =グラフ.xlsx!日付 |
累計の系列
日付同様に操作を行います。
データの選択から、
下記の赤枠の①累計→②編集をクリックします。
系列値に先程作成した名前定義の累計を適用させます。
構文は → エクセルファイル!名前定義の累計
1 | =グラフ.xlsx!累計 |
【完成】
あとは日付と収入を入力していけば、グラフが可変自動で変更されます\(^^)/
まとめ
名前定義を使用して可変範囲を作成してグラフに適用させれば、可変自動でグラフも変更されるので便利かと思います(★‿★)
以上です。