【エクセル】グラフを可変にする

投稿者: | 2022年3月10日
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エクセルバージョン

マイクロソフト365

 

本日はデータを入力するだけで、グラフデータの範囲を可変自動で変更できる方法をご紹介します。

それではいってみましょう!

 

グラフ範囲の可変手順

手順

・可変したい範囲の名前定義を作成

・グラフの横軸と系列に名前定義を適用

ざっくりですが、手順は2つのみです(*゚▽゚)ノ

 

データとグラフの作成

まず1番最初にグラフ.xlsxという名前のエクセルファイルを作成します。

18グラフのエクセルファイル

 

データの作成

作成したグラフ.xlsxを開き、今回は下記のような列に、日付収入累計の見出し3列を使用して、日付と収入を入力すると累計が表示されるように作成します。

9データサンプル

A列(日付)→ 日付を入力します。

B列(収入)→ 収入を入力します。

C列(累計)→ =IF(OR(A2=””,B2=””),””,SUM($B$1:B2)) 
C2セルにコピぺして、とりあえずC20くらいまでオートフィルさせてください。

 

グラフの作成

C1セルからC11セルを選択します。

7グラフ範囲選択

 

選択した状態から

挿入 → 折れ線グラフ

でお好きな折れ線グラフを選択して作成します。

8グラフサンプル

これで折れ線グラフが作成できたので名前定義をしていきます(^o^)o

 

名前の定義

グラフを可変にするには、可変にしたい範囲の名前定義を作成して登録させます。今回は日付累計を可変にしたいので、OFFSET関数を使用して二つの名前定義を作成していきます。

 

新しい名前を作成します。

数式 → 名前の定義

2名前定義

 

日付の可変範囲を作成

名前日付と入力します。

範囲 → ブック

参照範囲 → 下記をコピぺします。(OFFSET関数で範囲を可変にします)

作成できたらOKボタンを押下します。

 

累計の可変範囲を作成

名前の定義から日付と一緒のように作成します。

名前累計と入力します。

範囲 → ブック

参照範囲 → 下記をコピぺします。(OFFSET関数で範囲を可変にします)

作成できたらOKボタンを押下します。

 

名前の管理

2つの名前定義の設定が完了したら、名前の管理からきちんと登録されてるか確認してみましょう!

 

数式 → 名前の管理

もしくは

ショートカットキー:Ctrl + F3

6名前管理

 

日付累計がきちんと登録されているかチェックします。

5名前定義作成

きちんと登録されていたら閉じるボタンを押下します。

これで名前定義の設定は完了したので、次から早速グラフにこの可変範囲を適用させます。

 

グラフの横軸と系列に名前定義を適用

グラフを

右クリック → データの選択

10グラフのデータ選択

 

日付の横軸

データソースの選択が表示されるので、下記の赤枠の編集をクリックします。

12グラフ横軸編集

 

軸ラベルの範囲に先程作成した名前定義の日付を適用させます。

構文は → エクセルファイル!名前定義の日付

13軸ラベル

 

累計の系列

日付同様に操作を行います。

データの選択から、

下記の赤枠の累計→編集をクリックします。

11グラフ累計編集

 

系列値に先程作成した名前定義の累計を適用させます。

構文は → エクセルファイル!名前定義の累計

14系列値

 

完成

あとは日付収入を入力していけば、グラフが可変自動で変更されます\(^^)/

グラフ可変完成

 

まとめ

名前定義を使用して可変範囲を作成してグラフに適用させれば、可変自動でグラフも変更されるので便利かと思います(★‿★)

以上です。