エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日は上下左右のセルや範囲を取得できるオフセット関数についてです。
特に範囲を可変にする場合などに非常に便利に機能します(^o^)o
それでは行ってみましょう!
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OFFSET関数
概要
引数に基準, 行数, 列数, 高さ, 幅を指定すると、上下左右のセル、または範囲を参照できます。
構文
=OFFSET(基準, 行数, 列数, [高さ], [幅])
※[ ]は省略可という意味です。
引数
OFFSET | 必須/省略可 | 詳 細 |
基準 (第1引数) | 必須 | 基準セルを指定。 ・参照範囲が間違っていると → エラー値 #VALUE! |
行数 (第2引数) | 必須 | 基準セルから上方向か下方向で、初期位置を数値指定。 ・正の数 → 下方向 ・負の数 → 上方向 ・存在しないセル指定は → エラー値 #REF! |
列数 (第3引数) | 必須 | 基準セルから右方向か左方向で、初期位置を数値指定。 ・正の数 → 右方向 ・負の数 → 左方向 ・存在しないセル指定は → エラー値 #REF! |
高さ (第4引数) | 省略可 | 初期位置のセルから行の範囲を、正の数値で指定。 ・省略は → 1 ・正の数値以外は→エラー値 #REF! |
幅 (第5引数) | 省略可 | 初期位置のセルから列の範囲を、正の数値で指定。 ・省略は → 1 ・正の数値以外は → エラー値 #REF! |
単一セルを指定
基準位置から下方向(1つ下)
基準位置 → A1セル
基準位置から上方向(2つ上)
基準位置 → A6セル
基準位置から右方向(2つ右)
基準位置 → A1セル
基準位置から左方向(2つ左)
基準位置 → C1セル
基準位置から下右方向(3つ下、1つ右)
基準位置 → A1セル
範囲指定
※こちらの機能はバージョンによっては使用できません。
スピル機能が搭載しているマイクロソフト365のようなバージョンで使用できます。
行範囲(3行)
基準位置 → A1セル
B列の上から3行を範囲指定。
列範囲(3列)
基準位置 → A1セル
A1セルの4行目から、3列を範囲指定
行と列の範囲(2行3列)
基準位置 → A1セル
A1セルの2行目から、2行3列を範囲指定
全コピー(6行3列)
基準位置 → A1セル
A1セルから、6行3列を範囲指定
範囲可変
※こちらの機能はバージョンによっては使用できません。
スピル機能が搭載しているマイクロソフト365のようなバージョンで使用できます。
行範囲を可変
高さ(第4引数)に数字データの最終行番号を取得して可変にします。
A列を入力すると、C列の行の一番下に可変自動で入力されます。
【応用】
まとめ
引数の特性をきちんと理解することで、上下左右のセルを簡単に参照できるのでお手軽に使用できると思います。
その他にも、
OFFSET関数で高さの範囲を可変にできることで、グラフ範囲やSum範囲も全自動にできるので便利です。
以上です。