
FileSystemObjectはファイルやフォルダ操作を簡単にプログラミングするためのオブジェクトです。
そんなFileSystemObjectを初めて学習する人向けの、基本的な書き方についてです。
基本的な記述方法
事前バインディングの記述方法
事前に参照設定することにより自動補完機能が表示されます。下記の参照設定をする必要があります。
ツール → 参照設定 → Microsoft Scripting Runtime
参照設定が終わったら、下記の2通りの記述方法で実行できます。
1 2 3 4 5 6 7 8 | Sub 事前バインディング() Dim fso As Scripting.FileSystemObject Set fso = New Scripting.FileSystemObject '~~~処理を記述~~~ Set fso = Nothing End Sub |
1 2 3 4 5 6 7 8 | Sub 事前バインディング2() Dim fso As FileSystemObject Set fso = New FileSystemObject '~~~処理を記述~~~ Set fso = Nothing End Sub |
ここまでが将棋でいう定石となりますのでコピペでOKです(★‿★)
事前バインディングは
fso. ←ピリオドを入力すると、下記のような自動補完機能が出現して、メソッドやプロパティを確認でき、TabキーやEnterキーで自動入力されます。
事前バインディングをもう一回確認!
実行時バインディングの記述方法
参照設定は必要ありません。
変数をObject型として宣言した場合、CreateObject関数を使用することで実行できますが、自動補完機能は表示されません。
1 2 3 4 5 6 7 8 | Sub 実行時バインディング() Dim fso As Object Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") '~~~処理を記述~~~ Set fso = Nothing End Sub |
ここまでが将棋でいう定石となりますのでコピペでOKです(*^^)v
実行時バインディングの場合は
fso. ←ピリオドを入力しても自動補完機能は出現しません。