【PowerAutomateDesktop】エクセルの最終行番号を自動取得

投稿者: | 2023年3月5日
PowerAutomateアイコン

本日はWindows10から標準搭載されている(PAD)PowerAutomateDesktopを使用して、エクセルのデータの最終行番号の自動取得方法を解説します。

 

PowerAutomateで最終行番号の取得例】

PowerAutomateエクセル最終行番号取得

 

VBAで最終行番号の取得例】

 

どちらも5手順で、実行する内容は非常によく似ています!

でもPowerAutomateで作成した方が簡単です(^^♪

それではいってみましょう!

 

PowerAutomateで最終行番号取得の手順

最終行番号取得の手順

①エクセルを開く

②シートをアクティブにする

③最終行の1個下の空白の行番号取得

④③の値を-1してメッセージボックスに表示

⑤エクセルを閉じる

こんな感じの5手順で最終行番号が取得できます!

 

今回使用するデータ

ブック名:サンプル.xlsx

シート名:最終行番号シート

今回は基本なのでA列のみにデータがある場合の最終行番号の取得方法を解説します。

PowerAutoMate最終行番号データ

 

①エクセルを開く

アクションの選択(Excelの起動)

まず最初にエクセルを開くためにアクションから

Excel → Excelの起動

ダブルクリックして開きます。

 

PowerAutoMateエクセル起動

 

パラメーターの選択(Excelの起動)

Excelの起動ダイアログが起動するので①~④のような設定をして保存ボタンを押します。

 

PowerAutoMateエクセル起動ダイアログ

エクセルの起動空のドキュメント(新しいExcel)を開くか、次のドキュメント(既存のエクセル)を開くかの設定なので、今回は既存のエクセルを使用するため次のドキュメントを開くを指定します。

ドキュメントパス:フルパス(ご自身の開きたいエクセルのフルパス)を指定します。

インスタンスを表示する:エクセルを表示するかしないかの設定なのでONにします。

読み取り専用として開く:今回はエクセル自体には書込みはしないのでONにします。

 

①の完成

設定後に保存ボタンを押下して、フロー(Main)が下記のような表示になればOKです。

 

②シートをアクティブにする

アクションの選択(アクティブなExcelワークシートの設定)

次に最終行番号シートをアクティブな状態にするための設定をしていきます。アクションから

Excel → アクティブなExcelワークシートの設定

ダブルクリックして開きます。

4_PowerAutoMateアクティブExcelなセルの設定

 

パラメーターの選択(アクティブなExcelワークシートの設定)

アクティブなExcelワークシートの設定ダイアログが起動するので①~②のような設定をして保存ボタンを押します。

 

5_PowerAutoMateアクティブExcelの設定

次と共にワークシートをアクティブ化:シート名かシートのインデックスのどちらでシートをアクティブな状態にするかの選択なので、今回はシート名で取得するので名前を選択します。

ワークシート名:アクティブにしたいワークシートのシート名を記入します。

 

②の完成

設定後に保存ボタンを押下して、フロー(Main)が下記のような表示になればOKです。

 

③最終行の1個下の空白の行番号を取得

アクションの選択(最初の空の列や行を取得)

次に最終行の1個下の空白の行番号を取得できるという機能があるので設定していきます。

アクションから

Excel → Excelワークシートから最初の空の列や行を取得

ダブルクリックして開きます。

7_PowerAutoMate~の行を取得

 

パラメーターの選択(最初の空の列や行を取得)

Excelワークシートから最初の空の列や行を取得ダイアログが起動するので下記の赤枠をONにして保存ボタンを押します。

ONにすることにより実行するとデータの最終行の1つ下の空白の行番号10が変数FirstFreeRowに自動格納されます。

設定したら保存ボタンを押下します。

 

8_PowerAutoMate空の行を取得

 

③の完成

設定後に保存ボタンを押下して、フロー(Main)が下記のような表示になればOKです。

 

④メッセージボックスに表示

アクションの選択(メッセージを表示)

次にメッセージボックスに最終行番号を表示させるための設定をしていきます。アクションから

メッセージボックス→ メッセージを表示

ダブルクリックして開きます。

9_PowerAutoMateメッセージボックス表示

 

パラメーターの選択(メッセージを表示)

表示するメッセージ:%FirstFreeRow% → %FirstFreeRow – 1%

に変更します。

1つ前で取得した変数FirstFreeRowの値が10なので、変数FirstFreeRowの最後に-1を追加すると9になるので、データの最終行番号が取得できます。

 

10_PowerAutoMateメッセージボックス2

 

④の完成

設定後に保存ボタンを押下して、フロー(Main)が下記のような表示になればOKです。

 

⑤エクセルを閉じる

アクションの選択(Excelを閉じる)

最後にエクセルを閉じる設定をしていきます。アクションから

Excel → Excelを閉じる

ダブルクリックして開きます。

11_PowerAutoMateExcelを閉じる

 

パラメーターの選択(エクセルを閉じる)

今回は読み取り専用で開いたので、そのままドキュメントを保存しないを選択して保存して完成になります。

 

12_PowerAutoMateエクセルを閉じる2

 

全て完成

 

実行

赤枠の実行ボタンを押します。

再生実行エクセル最終行番号

下記のようなメッセージボックスが表示されれば成功です\(^^)/

16_PowerAutomateメッセージボックス完成

 

フロー変数

フロー変数の中身は下記のように表示されます。

17_PowerAutomateフロー変数

 

まとめ

やってることはVBAを視覚的に操作できるクリック操作と簡易的な入力だけなので、VBAが苦手な人はPowerAutomateでVBAみたいな自動化ができるので是非ためしてみてはいかがでしょうか\(^^)/

VBAができる人は難易度的にはかなり簡単だと思うので是非お勉強してみてくださいネ~(*゚▽゚)ノ

以上です。

 

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