エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日はエクセルVBAの基本のコードを記述する場所である、標準モジュールの書き方やルールについて解説していきたいと思います。
それではいってみましょう。
標準モジュール
まずは標準モジュールを表示させます。
以前の記事で解説しています。
https://dailyrecords.blog/archives/6207#i-3
プロシージャを作成
Sub プロシージャ名から End Subまでがプロシージャになります。この中に処理を記述していきます。
例)
1 2 3 | Sub プロシージャ名() '処理を記述 End Sub |
プロシージャの名前の規則
プロシージャの名前の付け方には規則があります。
・名前の先頭は文字でないとダメです。例えば数字が先頭で名前をつけるとエラーになります。
・文字には漢字、ひらがな、カタカナ、英数字、アンダースコア(_)が使用できます。
・記号@ & $ #など多くの記号は使用できません。
・半角の場合は255文字以内までです。
・同じモジュール内の名前や関数、ifなどステートメントやメソッドと同じ名前を使用することはできません。
例
プロシージャの名前がOKのパターン
(漢字、ひらがな、カタカナ、英数字、アンダースコア(_))
1 2 3 4 | ’OKなパターン Sub a() MsgBox "OK" End Sub |
プロシージャの名前NGのパターン(先頭が数字や記号)
1 2 3 4 | ’名前がNG(先頭文字が数字のため) Sub 1a() MsgBox "NG" End Sub |
下記のようなエラーが表示されます。
その他
標準モジュール内に何個もプロシージャを作成できます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 | Sub test1() MsgBox "test1" End Sub Sub test2() MsgBox "test2" End Sub Sub test3() MsgBox "test3" End Sub Sub test4() MsgBox "test4" End Sub Sub test5() MsgBox "test5" End Sub |
実行する場合
必ず実行させたいプロシージャにカーソルがあることを確認してください。
➀F5キー
➁VBA再生ボタン
➂実行タブ ➔ Sub/ユーザーフォームの実行
この3つのいずれかでプログラムを実行できます。
もしくはマクロボタンを作成して実行も可能です。
まとめ
標準モジュールを使用する場合は少々名前のルールがあるのでエラーにならないように英語が一番ベストなのですが、ひらがなや漢字でも全然大丈夫です!
標準モジュールを使用することは特に難しいことはないですし、この程度の名前のエラーが出てもPCが壊れるなんてことは絶対にないので、恐れずどんどん記述していって業務効率化ができるように精進していきましょう(^O^)
以上です。