エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日はリアルタイムに変わる数値や変動する数値などの最大値と最小値を自動更新させて保持させる方法をVBAなどは一切使用せず、エクセルの機能と関数だけで簡単に解決できる方法を解説していきたいと思います(*^^)v
下記のように最大値と最小値を更新しても値が保持されます。
(最大値と最小値を記録したい時に威力を発揮します)
【実行後】
簡単なのでサクッと行きますね~(*^^)v
それでは行ってみましょう!
最大値と最小値を自動更新させる手順
・循環参照をさせる。
・反復計算させて循環参照のエラーを回避させる。
ざっくりこの二つの手順で簡単に自動更新ができるようになります。
循環参照させる
まずはB4(最大値)とB5(最小値)を関数を使用して循環参照させます!
①A2セルの値が変更されたら最大値と最小値が自動更新するようにします。
②最大値(B4)のセル → =IF(A2=””,””,MAX(A2,B4))
③最小値(B5)のセル → =IF(A2=””,””,MIN(A2,B5))
すると下記のような循環参照のエラーがでますが、無視してOKボタンを押します。
次にこの循環参照を回避させるために、反復計算をさせます。
反復計算させる
①左上にあるファイルをクリックします。
②オプションをクリックします。
③数式 → 反復計算を行うにチェックします。
OKボタンをクリックしたら完成です。
【実行結果】
A2セルの値を更新すると、自動で最大値と最小値が自動更新され、最大値と最小値が保持されます\(^^)/
※リセットさせたい場合はA2セルの値を消去すれば、最大値と最小値がリセットできます。
まとめ
普通の考え方で最大値と最小値を自動更新させて値を保持させようとしたら、普通にMAX関数とMIN関数を使用すれば上手くいくのでは??という発想になりますが中々上手くいきません(;Д;)
なのでこのようなケースの場合は循環参照を上手に利用して、エクセルの純正機能の反復計算を利用することで、VBAなどは一切使用せずに簡単に自動更新が可能になります(^o^)o
特に株やFXなどのリアルタイムの値を使用してる場合は有効活用できそうです!
以上です。
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