エクセルバージョン
マイクロソフト365
今回はメッセージボックスについて解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
MsgBox
メッセージボックスは処理の開始時や結果の表示をユーザーに確認させるために使用したりします。
構文
MsgBox (prompt, [ buttons, ] [ title, ] [ helpfile, context ])
[ ]は省略可という意味です。
引数
引数 | 必須/省略可 | 詳細 |
prompt(第1引数) | 必須 | 表示される文字 |
buttons(第2引数) | 省略可 | ボタンの種類アイコンのスタイル |
title(第3引数) | 省略可 | タイトル バーに表示される文字 |
helpfile(第4引数) | 省略可 | ファイルを識別する文字列式です。 |
context(第5引数) | 省略可 | コンテキスト番号を示す数式 |
ボタンの種類やアイコンのスタイル
第2引数のbuttonsに定数や値を入力してあげれば下記のサンプルが表示されます。
定 数 | 値 | サンプル |
vbOKOnly (デフォルト) | 0 | |
vbOKCancel | 1 | |
vbAbortRetryIgnore | 2 | |
vbYesNoCancel | 3 | |
vbYesNo | 4 | |
vbRetryCancel | 5 | |
vbCritical | 16 | |
vbQuestion | 32 | |
vbExclamation | 48 | |
vbInformation | 64 | |
vbMsgBoxHelpButton | 16384 | |
vbMsgBoxRight | 524288 |
サンプル例
下記の変数bの数字を上の表から選択して変えてあげればアイコンのスタイルが変更できます。
標準モジュールにコピペして是非試してみてくださいね(*゚▽゚)ノ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | Sub メッセージBOX() Dim a, str As String Dim b As Long a = "vbOKOnly" b = 4 str = "定数 : " & a & vbCrLf & _ "値 : " & b MsgBox str, b End Sub |
戻り値
定数 | 値 | 説明 |
vbOK | 1 | OK |
vbCancel | 2 | Cancel |
vbAbort | 3 | 中止 |
vbRetry | 4 | 再試行 |
vbIgnore | 5 | 無視 |
vbYes | 6 | はい |
vbNo | 7 | いいえ |
サンプル例
戻り値を使用して、IF文で条件分岐させて結果を表示させる例
標準モジュールにコピペして是非試してみてくださいね(*゚▽゚)ノ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | Sub 戻り値() Dim msg As Integer msg = MsgBox("【はい】と【いいえ】どちらの戻り値が知りたいですか?", 4) If msg = vbYes Then MsgBox "はいの戻り値 : " & msg '戻り値の6が返る ElseIf msg = vbNo Then MsgBox "いいえの戻り値 : " & msg '戻り値の7が返る End If End Sub |
ポイント
まとめ
これらを使用する時は脳のメモリに記憶しようとしてもオーバーフローして速攻忘れてしまうので…
図を見ながらどれを選択したらいいか考えながら楽しく作業していきましょう(*^▽^)/★*☆
以上です。