バージョン
PhotoShop2022(23.1.1)
本日は白黒やグレースケールに適用すると、効果が絶大のグラデーションマップをご紹介します。
【元画像】
【修正後】
違和感がないように簡単に色が変更できます(^o^)o
それではいってみましょう!
Menu
グラデーションマップ
グラデーションマップは単体で使用しても効果がありませんが、グラデーションマップの下のレイヤーが、白黒やグレースケールの画像に適用することで効果が最大に発揮される機能です。
グラデーションマップの作成方法
まず最初に基本の理解度を深めるために、白黒のサンプルを使用してグラデーションマップとはどういう効果があるのか?ということを解説していきたいと思います(★‿★)
最初にグラデーションマップを適用させるために、黒と白で塗られた背景を作成します。
背景色 → べた塗り
白レイヤーを選択してレイヤーパネルの下の
調整レイヤー → グラデーションマップ
を選択します。
するとグラデーションマップのレイヤーが作成されるので選択します。
色を変更する
グラデーションマップのプロパティを表示させます。
プロパティが表示されていない場合は
ウィンドウ → プロパティ
表示できたら、下記の赤枠をクリックしてグラデーションエディタを表示させます。
グラデーションエディタが表示されたら!
下記の左右の四角のポッチ(カラー分岐点)をダブルクリックするとカラーピッカーが表示されるので、カラー分岐点にお好きな色を適用させます。
左のカラー分岐点 → 黒の背景に適用
右のカラー分岐点 → 白の背景に適用
お好きな色を設定したらOKボタンを押します。
するとカンバスの白黒の背景色も変更されます(*^^)v
【変更前】
白黒の背景色
【変更後】
グラデーションマップを使用したことで、カンバスは下記のように変更されます。
黒 → 黄緑
白 → 紫
これが基本です(^o^)o
もうこれだけでもすごいのですが…!
表示・非表示で確認してみると、元の白黒の背景色が残ってるのが確認でき、元画像は一切変更されないのが利点です。
更に!
黒と白だけではなくて、その中間色にも適用できます。
白黒とグレースケール(中間色)に色を適用
今度は黒と白の中間色のグレースケール、10%,20%,30%,40%,50%,60%,70%,80%,90%を追加してグラデーションマップで色を変更してみます。
まずはカンバスに下記のような白黒グレースケール%を作成します。
同じように作成したい場合は → 均等な線の作成方法
グラデーションエディタを表示して下記のように位置(%)を10%ごとに、0%から100%まで配置させ色を設定します。
するとカンバスの色も、グラデーションエディタで設定した色が適用されます。
このようにグラデーションマップはグラデーションエディタで中間色の位置(%)を指定することで、爆速で色変更をすることができます。
この特性を活かして!
実践は次のサンプルになります(*゚▽゚)ノ
サンプル
それではどのような時に便利に機能するかをサンプルでご紹介していきたいと思います。
サンプル(背景色)
【元画像】
レンガのグレースケールのような画像です。
【修正後】
このような画像なら、違和感なく背景色を変更できます(★‿★)
サンプル2(線の色)
【元画像】
色を変更するには困難なグレースケールのような線です。
【修正後】
このような複雑な線も、グラデーションマップを使用することで色変更ができます(*^^)v
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まとめ
白黒とグレースケール風の画像の色変更する場合に絶大な効果があり、かなりの時短ができるので、もし使用する機会があったら思い出して是非試してみてください(^o^)o
以上です。