【エクセル関数】VLOOKUP関数の使用方法

投稿者: | 2021年1月1日
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エクセルバージョン

マイクロソフト365

 

本日はエクセルで大人気のVLOOKUP関数について解説していきたいと思います。

指定した範囲の列番号を指定するだけで検索したい値が取得できるので非常に便利です(★‿★)

それではいってみましょう!

 

VLOOKUP関数の概要

概要

データ範囲を縦方向に検索して、検索値と一致したら、データ範囲の列番号を指定した値が取得できます。

構文

= VLOOKUP (検索値,範囲,列番号,[検索方法])

[ ]は省略可です。

VLOOKUP関数の引数

VLOOKUP必須/省略可詳細
検索値
(第1引数)
必須検索したい値やセルを指定。
・範囲の一番左の列を検索します。
範囲
(第2引数)
必須範囲を指定。
列番号
(第3引数)
必須範囲の参照したい列番号を指定。
・左から数字(1から)で指定します。
検索方法
(第4引数)
省略可

TRUEまたはFALSEを指定。
・省略は → TRUE。
・検索値の値が指定した範囲の最小値よりも小さいと#N/Aエラーがでます。

TRUEを指定した場合(近似一致)。
・検査値を超えない最大値を取得。
・範囲(一番左の列)のデータを英字(a,b,c)または数値順(1,2.3)のような昇順に並べないと#N/Aエラーが出ます。

FALSEを指定した場合(完全一致)。
・検査値と完全一致した値を取得。
・検索値に一致する値が見つからなかった場合は#N/Aエラーが出ます。

vlookダイアログ基本1
 

検索方法(FALSE)サンプル

検索方法(FALSE)その1

列番号1に指定した場合、検査値1列目が一致した1列目の値が取得されます。

false1

 

検索方法(FALSE)サンプル その2

列番号2に指定した場合、検査値1列目が一致した2列目の値が取得されます。

false2

 

検索方法(FALSE)サンプル その3

検査値1列目が一致しない場合はエラー(#N/A)になります。

FALSEエラー不規則

 

検索方法(FALSE)サンプル その4

1列目(一番左)に検査値の対象となる値を配置しないと検索はできずエラー(#N/A)になります。

falseエラー列

 

検索方法(TRUE)サンプル

検索方法(TRUE)サンプル その1

検査値1列目が一致しても1列目降順もしくは不規則な並びだとエラー(#N/A)になります。

true不規則2

 

検索方法(TRUE)サンプル その2

列番号2に指定して、検査値1列目が一致した場合2列目の値が取得されます。

(TRUEを指定した場合、1列目の値が昇順に並んでいればエラーになりません)

true昇順2

 

検索方法(TRUE)サンプル その3

近似一致

列番号1に指定。

・検査値1列目が一致した場合 → 1列目の値が取得されます。

・検査値1列目が一致しない場合 → 検査値を超えない1列目の最大値が取得されます。

(1列目の並びは昇順にします)

true昇順近似値

 

検索方法(TRUE)サンプル その4

列番号1に指定して、1列目の数値データの最大値より、検査値を大きな数値で指定すると、1列目の一番下の数値が取得できます。

数値と文字列の混在データの場合、この規則性を利用すると数字のみの最終行の値が取得できます。

true最終行値

参考例:一番下(最終行)の行の値を取得する

 

エラー対処

エラーも色々出ますが今回はよく出る#N/Aの回避方法についての1例をご紹介したいと思います。

下記のサンプルで#N/Aになるエラーを空白にすることができます\(^^)/

 

まとめ

非常にエラーが出やすい関数VLOOKUPですが使い方を間違わなければ非常に便利でお手軽に使用できます。

以上です。