エクセルバージョン
マイクロソフト365
本日は文字列の先頭と末尾の空白を削除ができるTrim、LTrim、Rtrimについてです。
昨日は関数のTRIMに関して解説しました…がVBAにもTrimがあります!
3つのTrimがありますが、簡単なのでこの機会に覚えちゃいましょう(((^-^)))
それではいってみましょう!
Menu
Trim
文字列の先頭と末尾の空白を除いたコピーVariant(String)を返します。
構文
Trim(文字列)
引数
Trim | 必須/省略可 | 詳細 |
文字列 (第1引数) | 必須 | セルまたは文字列を指定します。 |
文字で指定
引数に変数strを使用した例
1 2 3 4 5 6 7 8 | Sub Trim文字指定() '変数 Dim str As String '変数に先頭と末尾に空白がある文字列を代入 str = " A B C D " 'A1セルにTrimを使用して先頭と末尾の空白を削除 Range("A1") = Trim(str) End Sub |
【結果】
変数strの先頭と末尾の両方の空白が削除されます。
※セルをダブルクリックすると空白があるか確認できます(*゚▽゚)ノ
セルで指定
引数にセルを指定した例
1 2 3 4 5 | Sub Trimセル指定() 'A2セルの文字列をB2セルにTrimで修正 Range("B2") = Trim(Range("A2")) End Sub |
【結果】
A2セルの先頭と末尾に空白がある文字列を、B2セルにTrimを使用して先頭と末尾の空白を削除。
LTrim
文字列の先頭の空白を除いたコピーVariant(String)を返します。
構文
LTrim(文字列)
引数
LTrim | 必須/省略可 | 詳細 |
文字列 (第1引数) | 必須 | セルまたは文字列を指定します。 |
LTrimサンプル
【文字指定】
引数に変数strを使用した例
1 2 3 4 5 6 7 8 | Sub LTrim文字指定() '変数 Dim str As String '変数に先頭と末尾に空白がある文字列を代入 str = " A B C D " 'A1セルにLTrimを使用して先頭の空白のみを削除 Range("A1") = LTrim(str) End Sub |
【結果】
変数strの先頭の空白のみが削除され、末尾の空白は残っているのが確認できます。
※セルをダブルクリックすると空白があるか確認できます(*゚▽゚)ノ
RTrim
文字列の末尾の空白を除いたコピーVariant(String)を返します。
構文
RTrim(文字列)
引数
RTrim | 必須/省略可 | 詳細 |
文字列 (第1引数) | 必須 | セルまたは文字列を指定します。 |
RTrimサンプル
【文字指定】
引数に変数strを使用した例
1 2 3 4 5 6 7 8 | Sub RTrim文字指定() '変数 Dim str As String '変数に先頭と末尾に空白がある文字列を代入 str = " A B C D " 'A1セルにRTrimを使用して末尾の空白のみを削除 Range("A1") = RTrim(str) End Sub |
【結果】
変数strの末尾の空白のみが削除され、先頭の空白が残っているのが確認できます。
※セルをダブルクリックすると空白があるか確認できます(*゚▽゚)ノ
まとめ
何かを検索する際に空白があって、意図しない結果になってしまう場合に一旦、空白を削除してから検索すると上手くいく場合もありますので、いずれそのようなトラブルになった際は是非ご使用してみてください(^o^)o
以上です。
複数の空白セルを非表示
複数の空白セルを削除
【関数】複数の空白セルを削除(SMALLとINDIRECT)
複数の空白セルに一括入力
複数の空白行
空白セルの個数
セルの中の空白
【VBA】セル内の文字列の空白を削除(Trim,RTrim.LTrim)