PowerAutomateDesktopサイトのテキストボックスで自動検索

投稿者: | 2023年3月8日
PowerAutomateアイコン

本日はWindows10から標準搭載されているPAD(Power Automate Desktop)で指定したサイトを自動表示させ、テキストボックスに検索する文字を自動入力して、検索ボタンを自動で押すといったWebスクレイピングの方法を解説していきます。

 

完成後

Webサイトのテキストボックスに自動で入力後、検索ボタンを自動で押してくれます。こんな感じのことができるようになります(^o^)o

PADテキストボックスに入力検索

プログラミングは一切不要で、簡単なので是非トライしてみてください!

それではいってみましょう(*゚▽゚)ノ

 

テキストボックスに入力して検索する手順

手順

①サイトを表示する

②テキストボックスに検索したい文字を入力

③検索ボタンを押す

慣れれば30秒程度で作成が可能になり、たったの3手順でサイトを表示して、検索したいページを表示できるようになります。

 

①サイトを表示

アクションの選択

今回のブラウザーはChromeを使用してサイトを表示させます。

まず最初にブラウザーを起動させるために、アクションから

ブラウザーの自動化 → 新しいChromeを起動する

をダブルクリックかドラッグします。

 

ブラウザ

 

パラメーターの選択

新しいChromeのを起動するダイアログが起動したら①~②の設定をして保存を押します。

 

起動モード新しいインスタンスを起動する(Chromeのこと)を選択します。

初期URL:表示させたいURLを記入します。

今回はヤフーを表示させます(https://www.yahoo.co.jp/)

 

PADインスタンスChrome

 

②テキストボックスに値を入力

アクションの選択

アクションから、

ブラウザーの自動化 → Webフォームの入力 → Webページ内のテキストフィールドに入力する

をダブルクリックかドラッグします。

 

3webテキストフィールドに入力

 

パラメーターの選択

Webページ内のテキストフィールドに入力するダイアログが起動したら①~③の設定をして保存を押します。

 

Webブラウザーインスタンス:%Broweser%と自動入力されます。Chromeのことです。

UI要素:テキストフィールドを選択します(詳細は次で解説します)

テキスト:検索したい文字を入力します。今回はPowerAutomateと入力して検索します(後程入力しますが今入力しても大丈夫です)

 

20テキストフィールド設定

 

UI要素

先程のUI要素を選択するので、下記のUI要素の追加をクリックします。

21_UI要素の設定

 

UI要素ピッカーが表示されます。

PAD_UI要素ピッカー

 

もしここで下記のような「PowerAutomate拡張機能が必要です」と表示された場合は拡張機能の取得をクリックします。

1PAD拡張機能の取得

 

Microsoft Power AutomateをChromeに追加します。

2PAD_Chromeに追加

 

追加の確認が出現するので拡張機能を追加をクリックします。

3PAD拡張機能を追加

 

ヤフーのサイトをブラウザー(Chrome)で手動表示させます。

11ヤフー手動表示3

 

拡張機能を有効にさせたことで、マウスを動かすと自動で各要素が赤枠で表示されるようになります。

 

あとは検索ボックスにマウスを乗せるとInput Serchという要素が出現するので

Ctrl + クリックをすることでパラメーターのUI要素に追加されます。

12要素取得

 

UI要素に今取得した要素が追加されます。ついでにテキストに検索したい単語を入力して保存してください。今回はPowerAutomateと入力して検索してみたいと思います。

22PADテキストを入力

 

これでMainに2つのフローが完成しました。あとは次に解説する検索ボタンを押すを設定して完成します(*゚▽゚)ノ

14_2つフロー

 

③検索ボタンを押す

アクションの選択

アクションから

ブラウザーの自動化 → Webフォームの入力 → Webページのボタンを押します

をダブルクリックかドラッグします。

 

15webボタンを押す

 

パラメータの選択

UI要素をクリックして、UI要素の追加をクリックします。

 

16webページボタンのUI要素選択

 

ヤフーをChromeで表示させて、テキストボックスの時と同様に検索ボタンにマウスを乗せると要素が赤枠で表示されます。WebページはHTMLというコードで表現されており、DOM(階層構造)になっています。検索ボタンは3階層になっているのがわかります。

 

今回はこの3個の要素のうちのButtonという要素をCtrl + クリックすることで、検索ボタンをクリックすることが可能となり、パラメーターのUI要素に追加できます。

17検索ボタン選択

 

これで下記のUI要素Button ‘検索’ が追加されたのが確認できたので、これで全ての設定が完了です。

23PADページのボタンを押す完了

 

実行

これでMainに3つの全てのフローが作成されたので、赤枠の実行ボタンを押せば、サイトが表示されて自動検索してくれます!

19完成再生

実行後

テキストボックスに自動で「PowerAutomate」が入力され、検索ボタンを自動で押してくれます\(^^)/

PADテキストボックスに入力検索

 

まとめ

いや~VBAでこの手順を踏むとHTMLを見てコードを作成していかなければいけなく案外大変なんですが、PowerAutomateならHTMLを一切見なくても作成が可能になります。私の場合ですが30秒程度で作成して検索できました。

すごすぎて!楽チン!です((((;゚Д゚))))

以上です。