
本日はWindows10から標準搭載されている、PAD(Power Automate Desktop)で指定したWebページを自動表示させ、指定したテーブルの情報を自動取得後、Excelに自動で書き込むといった、Webスクレイピングの方法を解説していきます。
【完成後】
Webサイトのテーブル情報(50行×9列)= 450データ分を、一瞬でExcelのセルに自動で書き込むことができるようになります(^^♪
プログラミングは一切不要で、クリック操作だけで実行できる簡単な方法なので、是非トライしてみてください!
それではいってみましょう(*゚▽゚)ノ
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テーブル情報を取得後、Excelに書き込む手順
①サイトを表示する
②指定したテーブルの情報を抜き出す
③エクセルを起動
④エクセルに書き込む
慣れれば1分程度で作成が可能になり、たったの4手順でサイトを表示して、テーブルの情報をエクセルに書き込むことができるようになります。
めちゃ簡単です(^o^)o
①サイトを表示
アクションの選択(新しいChromeを起動する)
今回のブラウザーはChromeを使用してサイトを表示させます。
まず最初にブラウザーを起動させるために、左のアクションから
ブラウザーの自動化 → 新しいChromeを起動する
をダブルクリックかドラッグします。
パラメーターの選択
新しいChromeを起動するダイアログが起動したら①~②の設定をして保存を押します。
①起動モード:新しいインスタンスを起動する(Chromeのこと)を選択します。
②初期URL:表示させたいURLを入力します。今回はモーニングスターのPTSランキングを表示させます(https://portal.morningstarjp.com/StockInfo/pts/ranking)
②Webページのテーブル情報取得の設定
まず最初にWebページのモーニングスターのPTSランキングをクローム(ブラウザー)で表示させます。(https://portal.morningstarjp.com/StockInfo/pts/ranking)
アクションの選択(Webページからデータ抽出する)
①左のアクションから、
ブラウザー自動化 → Webデータ抽出 → Webページからデータを抽出する
をダブルクリックします。
②Webページからデータを抽出するのパラメーターの選択が表示されます。
③先程開いたWebページのモーニングスターのPTSランキングをクローム(ブラウザー)をアクティブ(最前面)表示します。
すると自動でライブwebヘルパーが表示されます。
④もしここで下記のような「PowerAutomate拡張機能が必要です」と表示された場合は拡張機能の取得をクリックします。
⑤Microsoft Power AutomateをChromeに追加します。
⑥追加の確認が出現するので拡張機能を追加をクリックすることで、拡張機能が有効になります。
⑥拡張機能が適用されたことでPTSランキングのサイトをマウスで動かすと、各要素が赤枠で表示されるようになります。
➆今回はランキングのテーブル情報を取得したいので、テーブルのどこでもいいので右クリックして、HTMLテーブル全体を抽出するをクリックします。
➇するとライブWebヘルパーにランキングのテーブル情報が自動取得されるので、確認して終了ボタンをクリックします。
➈Webページからデータを抽出するのパラメーターの選択が表示されるので、下記の赤枠のテーブル情報の抽出条件を確認して保存します。
これで変数DataFromWebPageにテーブル情報が格納されたので、次のExcelに変数DataFromWebPageを書き込んだら完了します(*^^)v
③Excelを起動
アクションの選択(Excelの起動)
左のアクションから
Excel → Excelの起動を、ダブルクリックかドラッグします。
パラメーターの選択(Excelの起動)
Excelの起動パラメータ選択が表示されます。
①Excelの起動 → 空のドキュメントを使用(新規Excelファイル)
②インタンスを表示する → ONにします(Excelを表示したままにします)
④Excelワークシートに書き込む
アクションの選択(Excelワークシートに書き込む)
①左のアクションから
Excel → Excelワークシートに書き込むを、ダブルクリックかドラッグします。
パラメーターの選択(Excelワークシートに書き込む)
書き込む値の設定
①書き込む値の右の{✕}をクリックします。
②変数DataFromWebPageを選択(先程取得したテーブル情報が格納されています)
③選択をクリックします。
次に下記の書き込む位置を設定をして完成です(★‿★)
①書き込みモード → 指定したセル上を選択します。
②列 → 1(列番号)
③行 → 1(行番号)
※新規ExcelファイルのA1セルから書き込みますよ!ということです。
これで全ての設定が完了したので実行してみたいと思います!
実行
あとは赤枠の実行ボタンをクリックすれば、サイトからテーブル情報を取得後、Excelに1行ずつ書き込まれます!
【完成】
見事にExcelに書き込まれます\(^^)/
まとめ
この工程をプログラミングするとかなり大変なんですが、PADなら慣れれば1分程度で取得から書込みまでできちゃいます。ですのでもう私はWeb情報を取得するときはプログラミングをせずPADを使用します。ちなみにこの情報をCSVにも書き込めるので、データベースなど違うアプリで使用する際もかなりの時短が可能なので重宝できる機能になると思います。
時短 is Best~ !(^O^)
以上です。