【PAD】サイトのテーブル情報をExcelに書き込む

投稿者: | 2023年3月14日
PowerAutomateアイコン

本日はWindows10から標準搭載されている、PAD(Power Automate Desktop)で指定したWebページを自動表示させ、指定したテーブルの情報を自動取得後、Excelに自動で書き込むといった、Webスクレイピングの方法を解説していきます。

 

完成後

Webサイトのテーブル情報(50行×9列)= 450データ分を、一瞬でExcelのセルに自動で書き込むことができるようになります(^^♪

⑫完成

プログラミングは一切不要で、クリック操作だけで実行できる簡単な方法なので、是非トライしてみてください!

それではいってみましょう(*゚▽゚)ノ

 

テーブル情報を取得後、Excelに書き込む手順

手順

①サイトを表示する

②指定したテーブルの情報を抜き出す

③エクセルを起動

④エクセルに書き込む

慣れれば1分程度で作成が可能になり、たったの4手順でサイトを表示して、テーブルの情報をエクセルに書き込むことができるようになります。

めちゃ簡単です(^o^)o

 

①サイトを表示

アクションの選択(新しいChromeを起動する)

今回のブラウザーはChromeを使用してサイトを表示させます。

まず最初にブラウザーを起動させるために、アクションから

ブラウザーの自動化 → 新しいChromeを起動する

をダブルクリックかドラッグします。

ブラウザ

パラメーターの選択

新しいChromeを起動するダイアログが起動したら①~②の設定をして保存を押します。

 

起動モード新しいインスタンスを起動する(Chromeのこと)を選択します。

初期URL:表示させたいURLを入力します。今回はモーニングスターのPTSランキングを表示させます(https://portal.morningstarjp.com/StockInfo/pts/ranking)

①PADサイト表示

 

②Webページのテーブル情報取得の設定

まず最初にWebページのモーニングスターのPTSランキングをクローム(ブラウザー)で表示させます。(https://portal.morningstarjp.com/StockInfo/pts/ranking)

アクションの選択(Webページからデータ抽出する)

アクションから、

ブラウザー自動化 → Webデータ抽出 → Webページからデータを抽出する

をダブルクリックします。

②PADアクションのデータ抽出

Webページからデータを抽出するのパラメーターの選択が表示されます。

③PAD_Webページからデータを抽出パラメーター

先程開いたWebページのモーニングスターのPTSランキングをクローム(ブラウザー)をアクティブ(最前面)表示します。

すると自動でライブwebヘルパーが表示されます。

④PADライブwebヘルパー

もしここで下記のような「PowerAutomate拡張機能が必要です」と表示された場合は拡張機能の取得をクリックします。

1PAD拡張機能の取得

Microsoft Power AutomateをChromeに追加します。

2PAD_Chromeに追加

追加の確認が出現するので拡張機能を追加をクリックすることで、拡張機能が有効になります。

3PAD拡張機能を追加

拡張機能が適用されたことでPTSランキングのサイトをマウスで動かすと、各要素が赤枠で表示されるようになります。

PADテーブル取得

今回はランキングのテーブル情報を取得したいので、テーブルのどこでもいいので右クリックして、HTMLテーブル全体を抽出するをクリックします。

⑤PAD_HTMLテーブル選択

するとライブWebヘルパーにランキングのテーブル情報が自動取得されるので、確認して終了ボタンをクリックします。

⑥PADライブWebヘルパー取得

Webページからデータを抽出するのパラメーターの選択が表示されるので、下記の赤枠のテーブル情報の抽出条件を確認して保存します。

➆PADパラメーターテーブル取得設定完了

これで変数DataFromWebPageにテーブル情報が格納されたので、次のExcelに変数DataFromWebPageを書き込んだら完了します(*^^)v

 

③Excelを起動

アクションの選択(Excelの起動)

のアクションから

ExcelExcelの起動を、ダブルクリックかドラッグします。

PowerAutoMateエクセル起動

パラメーターの選択(Excelの起動)

Excelの起動パラメータ選択が表示されます。

 Excelの起動 → 空のドキュメントを使用(新規Excelファイル)

 インタンスを表示する → ONにします(Excelを表示したままにします)

➇PADExcel起動パラメーター設定

 

④Excelワークシートに書き込む

アクションの選択(Excelワークシートに書き込む)

のアクションから

ExcelExcelワークシートに書き込むを、ダブルクリックかドラッグします。

➈PADアクションワークシートに書き込む

パラメーターの選択(Excelワークシートに書き込む)

書き込む値の設定

書き込む値の右の{✕}をクリックします。

変数DataFromWebPageを選択(先程取得したテーブル情報が格納されています)

選択をクリックします。

➈PADパラメータワークシートに書き込む書き込む値

次に下記の書き込む位置を設定をして完成です(★‿★)

書き込みモード指定したセル上を選択します。

→ 1(列番号)

→ 1(行番号)

新規ExcelファイルのA1セルから書き込みますよ!ということです。

➉PADパラメーター書込みモード

これで全ての設定が完了したので実行してみたいと思います!

実行

あとは赤枠の実行ボタンをクリックすれば、サイトからテーブル情報を取得後、Excelに1行ずつ書き込まれます!

⑪テーブル取得フロー完成

完成

見事にExcelに書き込まれます\(^^)/

⑫完成

まとめ

この工程をプログラミングするとかなり大変なんですが、PADなら慣れれば1分程度で取得から書込みまでできちゃいます。ですのでもう私はWeb情報を取得するときはプログラミングをせずPADを使用します。ちなみにこの情報をCSVにも書き込めるので、データベースなど違うアプリで使用する際もかなりの時短が可能なので重宝できる機能になると思います。

時短 is Best~ !(^O^)

以上です。