
本日はWindows10から標準搭載されている、PAD(Power Automate Desktop)で指定したWebページを自動表示させ、指定したドロップダウンリスト(今回は下記の種別)を自動選択するといった、Webスクレイピングの方法を解説していきます。
【完成後】
Webサイトの下記のようなプルダウンリストを、自動変更できるようになります!
プログラミングは一切不要で、クリック操作だけで実行できる簡単な方法なので、是非トライしてみてください!
それではいってみましょう(*゚▽゚)ノ
Menu
ドロップダウンのリストを変更する手順
①サイトを表示する
②指定したドロップダウンの設定
慣れれば30秒程度で作成が可能になり、たったの2手順でサイトを表示して、ドロップダウンのリストを変更できるようになります。
めちゃ簡単です(^o^)o
①サイトを表示
アクションの選択
今回のブラウザーはChromeを使用してサイトを表示させます。
まず最初にブラウザーを起動させるために、左のアクションから
ブラウザーの自動化 → 新しいChromeを起動する
をダブルクリックかドラッグします。
パラメーターの選択
新しいChromeを起動するダイアログが起動したら①~②の設定をして保存を押します。
①起動モード:新しいインスタンスを起動する(Chromeのこと)を選択します。
②初期URL:表示させたいURLを入力します。今回は乗換案内を表示させます(https://transit.yahoo.co.jp/)
②ドロップダウンリストの設定
アクションの選択
左のアクションから、
ブラウザーの自動化 → Webフォームの入力 → Webページでドロップダウンリストの値を設定します
をダブルクリックかドラッグします。
パラメーターの選択(UI要素の追加)
①まずはじめにUI要素(Select要素)を追加します。
※Select要素はHTMLの要素のことですが、視覚的なクリック操作で完結するのでわからなくても問題ありません(*゚▽゚)ノ
②UI要素ピッカーが表示されます。
③もしここで下記のような「PowerAutomate拡張機能が必要です」と表示された場合は拡張機能の取得をクリックします。
④Microsoft Power AutomateをChromeに追加します。
⑤追加の確認が出現するので拡張機能を追加をクリックすることで、拡張機能が有効になります。
⑥乗換案内のサイトをブラウザー(Chrome)で手動表示させて、マウスを動かすと拡張機能が適用されたことで、各要素が赤枠で表示されるようになります。
➆今回は下記の種別のICカード優先を選択したいので、ICカード優先にカーソルを乗せるとSelect要素が赤枠で表示されるので、Ctrl + クリックすることでUI要素に追加されます。
➇UI要素を確認してみると、Select ‘ICカード優先’ が追加されているのが確認できます。
これでUI要素の追加が完了したので、次のオプションの選択で全ての設定が完了します(^o^)o
パラメーターの選択(オプションの選択)
次にオプションの選択を実施します。今回はインデックス(数字)指定で選択したいと思います。
この選択はHTMLのOption要素のことです(HTMLはわからなくても問題ありません)
今回のオプションは下記のように2つだけです。
・ICカード優先 → 1
・現金(きっぷ)優先 → 2
今回はこの2つのオプションのうち → 現金(きっぷ)優先 を選択して設定したいと思います。
インデックス(数字)指定はオプションの数で指定ができ、今回はオプションの総数は上記のように2個なので、1か2の数字で指定して現金(きっぷ)優先 → 2
の、2を入力することで設定ができます。
※オプションの総数より大きな数値を設定するとエラーになります。(ですので今回の場合は2より大きい数値を設定した場合にエラーになります)
【設定】
①操作:インデックスを使ってオプションを選択しますを選択します。
②オプションインデックス:先程解説した2を入力します。
これで全ての設定が完了したので実行してみたいと思います。
実行
あとは赤枠の実行ボタンをクリックすれば、現金(きっぷ)優先が選択され表示されます。
【完成】
ICカード優先から現金(きっぷ)優先に設定できました~\(^^)/
まとめ
ドロップダウンの選択をするにあたり、名前を使用してオプションの設定も可能ですが、設定する時に半角や全角が違うとエラーが出るので、今回はインデックス(番号)指定で設定してみました。HTMLの要素がSelect要素とOption要素の組み合わせでない場合は取得ができないので、もし取得する時にエラーが表示されてしまう場合は、HTMLを確認する必要があります。
以上です。