バージョン
PhotoShop2022(23.0.1)
今回は線の本数を指定して、等間隔に集中線が作成できる基本となる作成方法を解説します。
応用すれば下記のサンプルのような画像も作成できるようになります(*^^)v
【サンプル1】
線の本数を指定して作成したサンプル
【サンプル2】
線の太さを変えたサンプル
それではいってみましょう!
Menu
放射線の作成手順
・背景に色をつける(修正できるように)
・垂直の縦線を作成
・線をコピぺして均等間隔に配置
・フィルターの極座標を適用
ざっくりですがこんな感じの手順で作成していきます(*゚▽゚)ノ
新規作成
➀まずは縦400px、横400pxのファイルを新規作成していきます。
メニュー → 新規作成
➁プリセットの詳細から
幅 → 400px
高さ → 400px
アートボード → チェックなし
カンバスカラー → 透明
③下記のように正方形のカンバスが作成されます。
背景色に色を設定する
後々色を修正できるようにするために、背景色としてべた塗りを作成しておきます。
調整レイヤー → べた塗り
カラーピッカーが表示されるのでお好きな色を設定してください。今回は白色を設定してみました。
背景が白に変更されます。
縦の垂直の直線を作成
幅が50pxの垂直な直線を作成します。
直線の作成方法が分からない場合はこちら
シェイプ1というレイヤーが作成されます。
直線が作成できたら上下の緑の線をカンバス内に収めてから、一番左に移動させます。
やり方が分からない場合はこちら
一番左にぴったり移動させます。
レイヤーをコピぺ
今回は合計4つの縦線を作成するので、ここではシェイプ1レイヤーを3つコピぺします。
シェイプ1レイヤーを選択したら
コピぺショートカットキー → Ctrl + J
下記のようにレイヤーを3つコピぺすると4つの縦線が作成されてるのが目視確認できますが、カンバス上では線が重なっているため見えませんが、合計で4つの縦線が作成できています。
一番最後に作成したシェイプ 1 のコピー 3のレイヤーを一番右にぴったり移動させます。
移動の方法が分からない場合はこちら
そこから左に50px(線の太さ分)移動させて、一番右に空白を作成します。
キーボードのShiftキーを押しながら、左キーを5回押すと50px移動できます。
【補足】
移動はキーボードの上下左右キーで
・1回押すと → 1px移動
・Shiftを押しながら1回押すと → 10px移動
縦線を水平方向に分布
縦線を水平に均等間隔に配置します(*゚▽゚)ノ
これを実現させるために、水平方向に分布という機能を利用します。
縦線を全選択
一番最後に作成されたシェイプ 1 のコピー 3レイヤーを選択します。
カンバスの一番右の縦線が選択された状態になります。
シェイプ 1 のコピー 3レイヤーを選択したまま、Shiftキーを押しながらシェイプ1をクリックすると縦線が全て選択されます。
縦線を水平に均等配置
上部のオプションバーの分布の水平方向に分布をクリックします。
もしここで表示されない場合は
レイヤー → 分布 → 水平方向
すると!
一瞬で均等間隔に線が配置されます。
4本の縦線が均等間隔にきれいに配置されました(*^^)v
カンバスサイズを横幅400pxで作成した理由は!
縦線(50px) × 4本 = 200px
空白(50px) × 4本 = 200px
足すと合計400pxになるので、カンバスに収まるということになります(*゚▽゚)ノ
➀縦線と空白を交互に配置できれば均等間隔に作成が可能になります。
➁その交互に配置する方法として、一番最後のレイヤーの縦線を一番右に移動させ、右の空白を線幅分の50px作成することで、分布の水平方向に分布を実行すれば、200×200の交互の線ができるようになるという仕組みを利用してます。
今回は分かりやすいように少ない線の本数で作成しましたが、実際にはもっと多い本数で作成する時なんかも、この作成方法の応用をすれば大幅な時短が可能になります。
直線100本を均等間隔に爆速で作成する方法はこちら
極座標の適用
あとはフォトショの機能の極座標を設定してあげると放射線が完成します(*^^)v
縦線4本(シェイプレイヤー全選択)を選択した状態から
フィルター → スマートフィルター用に変換
スマートオブジェクトに変換するためのダイアログなのでOKボタンをクリックします。
シェイプ 1 のコピー 3のレイヤーサムネールにスマートオブジェクトのマークが付きます。
シェイプ 1 のコピー 3のレイヤーを選択した状態から
フィルター → 変形 → 極座標
極座標ダイアログが表示されるので
直交座標を極座標にを選択してOKをクリックします。
【完成】
線の本数が少ないと手裏剣みたいになります。
均等に配置された放射線の完成です\(^^)/
線の本数を増やすと下記みたいにもなります。
画像サイズ400×400 線幅10px 本数20本で作成した例。
ということで、ここまでが基本の作成方法です。
最後にサンプルで線の本数を多くして作成した場合の参考例があるので、是非ご覧になってみててください!
色の変更方法
作成後に色を変更したいって時もあると思うので解説していきたいと思います。
赤色部分を変更する場合
シェイプ 1 のコピー 3レイヤーを選択したら、
調整レイヤー → べた塗り
カラーピッカーが表示されるのでお好きな色を選択します。
レイヤーパネルにべた塗り2レイヤーが作成されます。
あとはクリッピングマスクを適用させれば変更できます\(^^)/
べた塗り2とシェイプ 1 のコピー 3の境目をAltキーを押しながらクリックします。
するとべた塗り2のサムネールの左横に下印のマークが表示されます。
クリッピングマスクのやり方が分からない場合はこちら
クリッピングマスクの詳細はこちら
白色部分を変更する場合
一番最初に作成した、一番下のべた塗り1レイヤーの赤枠のサムネールをダブルクリックすると、カラーピッカーが表示されるので、先程同様にお好きな色に変更します。
白色も青に変更できました\(^^)/
サンプル
【サンプル1】
定番の日章旗も、今回の手順を少しだけ応用すれば作成できます。
もちろん今回ご紹介した方法で色の変更も自由自在です。
こんな感じにもなります(★‿★)
【サンプル2】
線の太さを変えて作成すれば、下記のような画像にもなります(^o^)o
簡単に線の太さを変える集中線はこちら
まとめ
作成方法は今回の方法意外にも色々ありますが、本数を指定して100本とか200本の線を均等間隔に作成する際に便利に機能し、大幅な時短ができる作成方法をご紹介しました!
以上です。