Photoshop放射線を等間隔に本数指定で作成と色変更(極座標)

投稿者: | 2022年1月30日
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バージョン

PhotoShop2022(23.0.1)

 

今回は線の本数を指定して、等間隔に集中線が作成できる基本となる作成方法を解説します。

応用すれば下記のサンプルのような画像も作成できるようになります(*^^)v

 

サンプル1

線の本数を指定して作成したサンプル

32サンプル

サンプル2

線の太さを変えたサンプル

30サンプル

それではいってみましょう!

 

放射線の作成手順

手順

・背景に色をつける(修正できるように)

・垂直の縦線を作成

・線をコピぺして均等間隔に配置

・フィルターの極座標を適用

ざっくりですがこんな感じの手順で作成していきます(*゚▽゚)ノ

 

新規作成

まずは縦400px、横400pxのファイルを新規作成していきます。

メニュー → 新規作成

1新規作成

プリセットの詳細から

→ 400px

高さ → 400px

アートボード → チェックなし

カンバスカラー → 透明

22プリセット詳細透明

下記のように正方形のカンバスが作成されます。

1元画像

 

背景色に色を設定する

後々色を修正できるようにするために、背景色としてべた塗りを作成しておきます。

 

調整レイヤー → べた塗り

2べた塗り

カラーピッカーが表示されるのでお好きな色を設定してください。今回は白色を設定してみました。

3カラーピッカー

背景が白に変更されます。

4背景が白2

 

縦の垂直の直線を作成

が50pxの垂直な直線を作成します。

直線の作成方法が分からない場合はこちら

シェイプ1というレイヤーが作成されます。

34垂直直線作成

直線が作成できたら上下の緑の線をカンバス内に収めてから、一番左に移動させます。

やり方が分からない場合はこちら

一番左にぴったり移動させます。

5線を作成

 

レイヤーをコピぺ

今回は合計4つの縦線を作成するので、ここではシェイプ1レイヤーを3つコピぺします。

 

シェイプ1レイヤーを選択したら

コピぺショートカットキー → Ctrl + J

5線を作成

下記のようにレイヤーを3つコピぺすると4つの縦線が作成されてるのが目視確認できますが、カンバス上では線が重なっているため見えませんが、合計で4つの縦線が作成できています。

6レイヤーコピペ

一番最後に作成したシェイプ 1 のコピー 3のレイヤーを一番右にぴったり移動させます。

移動の方法が分からない場合はこちら

7線を右に移動

そこからに50px(線の太さ分)移動させて、一番右に空白を作成します。

キーボードのShiftキーを押しながら、キーを5回押すと50px移動できます。

8_50px左移動

【補足】

移動はキーボードの上下左右キーで

・1回押すと → 1px移動

Shiftを押しながら1回押すと → 10px移動

 

縦線を水平方向に分布

縦線を水平に均等間隔に配置します(*゚▽゚)ノ

これを実現させるために、水平方向に分布という機能を利用します。

 

縦線を全選択

一番最後に作成されたシェイプ 1 のコピー 3レイヤーを選択します。

カンバスの一番右の縦線が選択された状態になります。

8_50px左移動

 

シェイプ 1 のコピー 3レイヤーを選択したまま、Shiftキーを押しながらシェイプ1をクリックすると縦線が全て選択されます。

9シェイプレイヤー全選択

 

縦線を水平に均等配置

上部のオプションバーの分布水平方向に分布をクリックします。

11配置ボタン

もしここで表示されない場合は

レイヤー → 分布 → 水平方向

 

すると!

一瞬で均等間隔に線が配置されます。

均等間隔に作成

 

4本の縦線が均等間隔にきれいに配置されました(*^^)v

10均等配置完了

カンバスサイズを横幅400pxで作成した理由は!

縦線(50px)  ×  4本  = 200px

空白(50px)  ×  4本  = 200px

足すと合計400pxになるので、カンバスに収まるということになります(*゚▽゚)ノ

縦線と空白を交互に配置できれば均等間隔に作成が可能になります。

その交互に配置する方法として、一番最後のレイヤーの縦線を一番右に移動させ、右の空白を線幅分の50px作成することで、分布水平方向に分布を実行すれば、200×200の交互の線ができるようになるという仕組みを利用してます。

今回は分かりやすいように少ない線の本数で作成しましたが、実際にはもっと多い本数で作成する時なんかも、この作成方法の応用をすれば大幅な時短が可能になります。

 

直線100本を均等間隔に爆速で作成する方法はこちら

 

極座標の適用

あとはフォトショの機能の極座標を設定してあげると放射線が完成します(*^^)v

 

縦線4本(シェイプレイヤー全選択)を選択した状態から

フィルター → スマートフィルター用に変換

11スマートフィルター

 

スマートオブジェクトに変換するためのダイアログなのでOKボタンをクリックします。

12ダイアログスマート

 

シェイプ 1 のコピー 3のレイヤーサムネールにスマートオブジェクトのマークが付きます。

13スマートオブジェクトに変換

 

シェイプ 1 のコピー 3のレイヤーを選択した状態から

フィルター変形 → 座標

23放射選択

 

極座標ダイアログが表示されるので

直交座標を極座標にを選択してOKをクリックします。

14極座標ダイアログ

 

完成

線の本数が少ないと手裏剣みたいになります。

均等に配置された放射線の完成です\(^^)/

15極座標完成

線の本数を増やすと下記みたいにもなります。

画像サイズ400×400 線幅10px  本数20本で作成した例。

34サンプル

ということで、ここまでが基本の作成方法です。

最後にサンプルで線の本数を多くして作成した場合の参考例があるので、是非ご覧になってみててください!

 

色の変更方法

作成後に色を変更したいって時もあると思うので解説していきたいと思います。

 

赤色部分を変更する場合

シェイプ 1 のコピー 3レイヤーを選択したら、

調整レイヤー → べた塗り

24べた塗り

カラーピッカーが表示されるのでお好きな色を選択します。

25カラーピッカー

レイヤーパネルにべた塗り2レイヤーが作成されます。

26べた塗りレイヤー作成

あとはクリッピングマスクを適用させれば変更できます\(^^)/

べた塗り2シェイプ 1 のコピー 3の境目をAltキーを押しながらクリックします。

するとべた塗り2のサムネールの左横に下印のマークが表示されます。

クリッピングマスクのやり方が分からない場合はこちら

27クリッピングマスク

クリッピングマスクの詳細はこちら

 

白色部分を変更する場合

一番最初に作成した、一番下のべた塗り1レイヤーの赤枠のサムネールをダブルクリックすると、カラーピッカーが表示されるので、先程同様にお好きな色に変更します。

28べた塗りレイヤー下

白色も青に変更できました\(^^)/

29色変更完了

 

サンプル

サンプル1

定番の日章旗も、今回の手順を少しだけ応用すれば作成できます。

31サンプル

もちろん今回ご紹介した方法で色の変更も自由自在です。

32サンプル

こんな感じにもなります(★‿★)

33サンプル

 

サンプル2

線の太さを変えて作成すれば、下記のような画像にもなります(^o^)o

30サンプル

 

簡単に線の太さを変える集中線はこちら

 

まとめ

作成方法は今回の方法意外にも色々ありますが、本数を指定して100本とか200本の線を均等間隔に作成する際に便利に機能し、大幅な時短ができる作成方法をご紹介しました!

以上です。