フォトショップバージョン
フォトショップ2021
フォトショップを扱う上で物凄く便利な機能といえばマスクかと思います。
最初のうちはマスクって一体何者だ?と私も思いましたが使用していく度に、その便利さに重宝できる機能の一つだと感じています。
本日はそんなマスクについて詳しく解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
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マスクとは
・マスクをかけた箇所は透明になります。
・マスクをかけた箇所はレイヤーパネルで黒に塗られ、マスクがかかってない箇所は白く塗られます。
・元画像を直接修正してるわけではないので、簡単に元に戻せます。
マスクの種類
レイヤーマスク
概要
その名のとおりレイヤーにマスクをかけ、マスクをかけた箇所を透明にする機能です。
下記のツールでマスクをかける範囲を指定します。
・選択ツール
・ブラシツール
今回は最も一般的なこの二つのツールを使用して解説していきます。
選択ツールでレイヤーマスクをかける方法
選択範囲を作成します。
➀まず最初に選択ツールでオブジェクトを選択します。
今回はオブジェクト選択ツールを選択して実行します。
(画像によって3種類の選択ツールを使い分けていきます)
②画像をドラッグすると自動的にオブジェクトが選択されます。
きちんと範囲選択できない場合は → クイック選択ツールで微調整
③赤枠のレイヤーマスクをクリックで出来上がりです(*^^)v
レイヤー3を見てみると鶏が白で、背景が黒のマスクがかかってます。
あ!初めて見た人は背景が削除されたみたいに感じますが、マスクで透明(レイヤーの黒の部分)にしてます。
これがマスクです(^O^)
ですので元画像は一切いじっていません!
ブラシツールでレイヤーマスクをかける方法
それではブラシツールでマスクをかける方法をご紹介します。
➀まずはレイヤーパネルの下記の赤枠のレイヤーマスクをクリックします。
鶏の画像の横に白のパネルが表示されたらレイヤーマスクが作成されたことを意味します。
②ブラシツールを選択します。
③ブラシの色を黒にしてマスクをかけます。
(白はマスク解除。赤枠の矢印をクリックで白と黒が切り替わります)
④背景をブラシで塗っていきます。(必ずレイヤーマスクのレイヤーサムネイルを選択)
鶏の境界などは画像を拡大してブラシのサイズを変更しながら微調整して背景にマスクをかけていきます。
この時にオブジェクトの方にマスクを掛けすぎた場合は、③のブラシの色を白に切り替えてマスクを掛けすぎた箇所を塗ればマスクを解除できます。
⑤ブラシで丁寧にマスクをかけたい部分に黒で塗ってあげると、下記のようなレイヤーにマスクがかかり完成です\(^^)/
レイヤーマスクの解除方法
➀レイヤーマスクのサムネイルを選択後
右クリック → レイヤーマスクを使用しない
もしくは
ショートカットキー : Shift + クリック
②下記のようにレイヤーマスクサムネイルに✘印がつけばレイヤーマスクが解除され元画像が表示されます。
【レイヤーマスク応用】
クリッピングマスク
概要
クリッピングマスクは1つ下のレイヤーのみに調整レイヤーを適用させたい場合などに有効に機能します。
例えば下記のように目の色だけを変えたい時など、このクリッピングマスクを使用することにより簡単に変更が可能になります。
作成方法
今回はわかりやすいように先程作成した鶏で作業を進めていきたいと思います。
すでに鶏のレイヤーにはレイヤーマスクが適用されてるので、簡単にクリッピングマスクを適用するだけで鶏のみ色を変更できます。
➀まずは下記のように鶏の一つ下のレイヤーに、青色の背景を作成します。
②レイヤー3を選択した状態から
調整レイヤー → 色相・彩度をクリックします。
レイヤー3の上に色相・彩度1が作成されたかと思います。
④クリッピングマスクを適用します。
色相・彩度1とレイヤー3の境目をAltを押しながらクリックします。
わからない場合は → クリッピングマスク
クリッピングマスクが適用されると赤枠の下矢印が表示されます。
⑤プロパティを表示させます。
ウィンドウ → プロパティ
色相彩度プロパティが表示されたら、色相・彩度1のレイヤーサムネイル(丸マーク)を選択後、色相/彩/度明度の3つのパラメーターを左右に動かし変更してみてください。
これで鶏だけに色相彩度が適用されて、レイヤー5の青の背景色には適用されないので鶏だけ色々な色に変更できます。
もちろん後で修正が入っても鶏の色だけ修正できますし、画像を元に戻したい時はクリッピングマスクを解除すればいいだけなのでメンテナンスが抜群で重宝できる機能の一つになるのではないかと思います\(^^)/
クリッピングマスクの解除方法
色相・彩度1レイヤーとレイヤー3の境目をクリックすれば解除できます。
わからない場合は → クリッピングマスク
ベクトルマスク
概要
ベクトルとはベクターかラスターかのベクトルになります。
ですのでパスなどのベクトルと呼ばれるものを使用してマスクがかけられます。
作成手順
➀楕円形を選択します。
②パスに変更します。
③顔以外にマスクをかけるように範囲選択します。
レイヤー → ベクトルマスク → 現在のパス
パスでマスクの完成です。
まとめ
今回は3つのマスクの方法を解説してみました。
どれを使用してマスクをかけていくかは、その時に応じてということになりますが、マスクをかけるという目的は全て変わりません。
とりあえず最初のうちはマスクが自分の思い通りにかかればそれでよしとして作業していけば使いどころが理解できてきますので日々コツコツとマスクの操作をして楽しく覚えていきましょう(^^)
以上です。