【PhotoShop】口にぼかしをかける

投稿者: | 2021年12月29日
PhptoShopアイコン

バージョン

PhotoShop2022(23.0.1)

 

今回は人の顔を使用して、口元にぼかしをかけていきたいと思います(*^^)v

 

元画像

1元画像

修正後1

透明のボカシがかかります、

16境界線緩和ブラシツール完成

修正後2

を付けてボカシがかかります。

24色変更完成

 

こんなことができるようになり、修正も簡単にできるボカシ方法をご紹介していきます(*゚▽゚)ノ

それではいってみましょう!

 

透明のボカシをかける

作業手順

・背景をコピペ。

・スマートフィルターを適用させる(後で修正できるようにするため)

・楕円形ツールで円形の範囲を作成。

・作成した範囲にレイヤーマスクを適用させる。

・ボカシをかける。

手順はさっくりですがこんな感じす。

それでは背景をコピペしてから元画像を一切汚さずに、口元に透明のぼかしをかけていきたいと思います(^O^)

 

背景をコピペ

まず最初に元画像を汚さないようにボカシをかけるために、背景レイヤーをコピペします。

ショートカットキー → Ctrl + J

すると背景の上にレイヤー1がコピペされます。

2コピペ

 

スマートフィルター

ぼかしの濃度を後で修正できるように、スマートフィルターを適用していきます。普通にぼかしをかけると、後で修正が困難になるのでこの作業を実施していきます!

フィルター →  スマートフィルター用に変換

3スマートフィルター

レイヤー1スマートオブジェクトのマークが付きます。

4スマートオブジェクトサムネイル

スマートフィルターを適用させることにより、ボカシ濃度の修正が入っても楽チンで変更が可能になります!

後程この修正については解説します(*゚▽゚)ノ

 

楕円形ツール

口元に円形のボカシを適用させるために、楕円形選択ツールで口元を選択します。

 

楕円形選択ツールを選択して口元をドラッグで囲います。

5楕円形選択ツール

6楕円作成

 

レイヤーマスク

ボカシをレイヤー1の選択範囲に適用させるためにレイヤーマスクをかけます。これにより後でボカシ範囲の修正が可能になります。

下記レイヤーパネルの下の方にあるレイヤーマスクをクリックします。するとレイヤー1にレイヤーマスクサムネイルが作成されます。

7レイヤーマスク_2

 

ボカシの適用

レイヤーマスクの白い部分だけにぼかしを適用させます。

 

レイヤー1のスマートオブジェクトサムネイルを選択します。

8スマートオブジェクトサムネイルを選択

 

ぼかしをかけます。

フィルター → ぼかし → ぼかし(ガウス)

9ボカシガウス

下記のようなダイアログが表示されるので、半径を左右に動かし、ボカシ具合を調整します。

10ガウスダイアログ

 

すると口元だけボカシがかかり完成です\(^^)/

11ボカシガウスのみ完成

ただボカシはかかりましたが、境界線がくっきりしすぎて、気になるので修正していきたいと思います。

これで問題ないという場合はこれでもOKです。

 

境界線をぼかす

境界線をぼかす方法は色々あるのですが、今回はブラシツールを使用していきます。

 

ブラシツールでぼかす

レイヤー1のレイヤーマスクサムネイルを選択します。

12レイヤーマスクサムネイル選択

 

ブラシツールを選択します。

13ブラシツール選択

 

ブラシパネルを表示させます。ブラシパネルが表示されていなかったら

ウィンドウ → ブラシ

汎用ブラシをクリックします。

14汎用ブラシ選択 

汎用ブラシの中から、ソフト円ブラシを選択します。

15ソフト円ブラシ選択

 

ぼかしの境界線を、ブラシツールで1周ドラッグしてなぞります。

ブラシの大きさを変えるショートカットはこちら

ブラシツール

 

ぼかしの境界線が目立たなくなり完成です(*^^)v

16境界線緩和ブラシツール完成

 

ボカシの濃度の修正

スマートフィルターのぼかし(ガウス)をダブルクリックしてダイアログを表示させます。

17スマートフィルタ―ぼかしガウス


ダイアログを表示させたら半径を左右に動かして、ぼかし濃度をお好きな感じに変更します。

10ガウスダイアログ

 

今回はボカシ濃度を下げてみました。完成です(^o^)o

20ぼかし濃度を落とす

 

ボカシ範囲の修正

ボカシの範囲を修正したい場合は、レイヤー1レイヤーマスクの範囲を変更することで、簡単にボカシ範囲が修正できます。

 

レイヤーマスク

レイヤー1のレイヤーマスクサムネイルを選択します。

12レイヤーマスクサムネイル選択

 

ブラシツール

ブラシツールを選択します。

13ブラシツール選択

 

ブラシパネルを表示させます。ブラシパネルが表示されていなかったら

ウィンドウ → ブラシ

汎用ブラシをクリックします。

14汎用ブラシ選択 

汎用ブラシの中から、ソフト円ブラシを選択します。

15ソフト円ブラシ選択

 

ぼかし範囲を広げたい場合

下記の描画色を設定にしてから、ブラシでドラッグして範囲を広げます。

下記の右上の矢印をクリックすると白と黒が切り替わります。

18描画色を設定

ぼかし範囲を狭めたい場合

下記の描画色を設定にしてから、ブラシでドラッグして範囲を狭めます。

19描画色を設定

ブラシの大きさを変えるショートカットはこちら

 

今回は描画色を設定にして、ボカシ範囲を広げて、鼻の上までボカシを適用させ完成です。

21ぼかし範囲変更

 

ボカシの色を変更

ボカシの色も変更できるので解説します。

 

調整レイヤー(色相・彩度)

ボカシの色を変更するために、調整レイヤーの色相・彩度を使用していきます。

 

レイヤー1を選択してから、調整レイヤーの色相・彩度を選択します。

22色相彩度

 

クリッピングマスク

レイヤー1にだけ色を適用させたいので、クリッピングマスクを適用します。

色相・彩度1レイヤーとレイヤー1の境目をAlt + クリックします。

すると下記の赤枠の下矢印が表示され、クリッピングマスクが適用されます。

適用方法が分からない場合は → クリッピングマスク

23クリッピングマスク

クリッピングマスクの詳細はこちら

 

あとは色相・彩度プロパティのパラメーターをお好きな色に変更します。

色相プロパティ

 

お好きな色に変更したら完成です(★‿★)

24色変更完成

補足:先程のスマートフィルターのぼかし(ガウス)を強めにかけると色が変更しやすいです。

 

その他の応用

ぼかしの境界線の調整

境界線を調整する方法として、今回の手順とは別に下記のような手順で

選択とマスク  →  ぼかし,コントラスト,エッジをシフト

をバランスよく調整すると簡単に変更ができます(*^^)v

25応用

目をぼかす

長方形選択ツールを使用して、のボカシも簡単に作成できます。

26応用

顔全体をぼかす

クイック選択ツールを使用して、顔全体にぼかしをかけることもできます。

27応用

 

まとめ

このようにボカシをかける方法としては、他にもやり方が存在しますが、今回は元画像を一切汚さずに修正が入っても、ぼかしの範囲,濃度,色,解除(スマートフィルターと調整レイヤー)ができるやり方として、簡単な方法をご紹介しました。

以上です。