バージョン
PhotoShop2022(23.0.1)
今回は人の顔を使用して、口元にぼかしをかけていきたいと思います(*^^)v
【元画像】
【修正後1】
透明のボカシがかかります、
【修正後2】
色を付けてボカシがかかります。
こんなことができるようになり、修正も簡単にできるボカシ方法をご紹介していきます(*゚▽゚)ノ
それではいってみましょう!
Menu
透明のボカシをかける
・背景をコピペ。
・スマートフィルターを適用させる(後で修正できるようにするため)
・楕円形ツールで円形の範囲を作成。
・作成した範囲にレイヤーマスクを適用させる。
・ボカシをかける。
手順はさっくりですがこんな感じす。
それでは背景をコピペしてから元画像を一切汚さずに、口元に透明のぼかしをかけていきたいと思います(^O^)
背景をコピペ
まず最初に元画像を汚さないようにボカシをかけるために、背景レイヤーをコピペします。
ショートカットキー → Ctrl + J
すると背景の上にレイヤー1がコピペされます。
スマートフィルター
ぼかしの濃度を後で修正できるように、スマートフィルターを適用していきます。普通にぼかしをかけると、後で修正が困難になるのでこの作業を実施していきます!
フィルター → スマートフィルター用に変換
レイヤー1にスマートオブジェクトのマークが付きます。
スマートフィルターを適用させることにより、ボカシ濃度の修正が入っても楽チンで変更が可能になります!
後程この修正については解説します(*゚▽゚)ノ
楕円形ツール
口元に円形のボカシを適用させるために、楕円形選択ツールで口元を選択します。
楕円形選択ツールを選択して口元をドラッグで囲います。
レイヤーマスク
ボカシをレイヤー1の選択範囲に適用させるためにレイヤーマスクをかけます。これにより後でボカシ範囲の修正が可能になります。
下記レイヤーパネルの下の方にあるレイヤーマスクをクリックします。するとレイヤー1にレイヤーマスクサムネイルが作成されます。
ボカシの適用
レイヤーマスクの白い部分だけにぼかしを適用させます。
レイヤー1のスマートオブジェクトサムネイルを選択します。
ぼかしをかけます。
フィルター → ぼかし → ぼかし(ガウス)
下記のようなダイアログが表示されるので、半径を左右に動かし、ボカシ具合を調整します。
すると口元だけボカシがかかり完成です\(^^)/
ただボカシはかかりましたが、境界線がくっきりしすぎて、気になるので修正していきたいと思います。
これで問題ないという場合はこれでもOKです。
境界線をぼかす
境界線をぼかす方法は色々あるのですが、今回はブラシツールを使用していきます。
ブラシツールでぼかす
レイヤー1のレイヤーマスクサムネイルを選択します。
ブラシツールを選択します。
ブラシパネルを表示させます。ブラシパネルが表示されていなかったら
ウィンドウ → ブラシ
汎用ブラシをクリックします。
汎用ブラシの中から、ソフト円ブラシを選択します。
ぼかしの境界線を、ブラシツールで1周ドラッグしてなぞります。
ブラシの大きさを変えるショートカットはこちら
ぼかしの境界線が目立たなくなり完成です(*^^)v
ボカシの濃度の修正
スマートフィルターのぼかし(ガウス)をダブルクリックしてダイアログを表示させます。
ダイアログを表示させたら半径を左右に動かして、ぼかし濃度をお好きな感じに変更します。
今回はボカシ濃度を下げてみました。完成です(^o^)o
ボカシ範囲の修正
ボカシの範囲を修正したい場合は、レイヤー1のレイヤーマスクの範囲を変更することで、簡単にボカシ範囲が修正できます。
レイヤーマスク
レイヤー1のレイヤーマスクサムネイルを選択します。
ブラシツール
ブラシツールを選択します。
ブラシパネルを表示させます。ブラシパネルが表示されていなかったら
ウィンドウ → ブラシ
汎用ブラシをクリックします。
汎用ブラシの中から、ソフト円ブラシを選択します。
【ぼかし範囲を広げたい場合】
下記の描画色を設定を白にしてから、ブラシでドラッグして範囲を広げます。
※下記の右上の矢印をクリックすると白と黒が切り替わります。
【ぼかし範囲を狭めたい場合】
下記の描画色を設定を黒にしてから、ブラシでドラッグして範囲を狭めます。
ブラシの大きさを変えるショートカットはこちら
今回は描画色を設定を白にして、ボカシ範囲を広げて、鼻の上までボカシを適用させ完成です。
ボカシの色を変更
ボカシの色も変更できるので解説します。
調整レイヤー(色相・彩度)
ボカシの色を変更するために、調整レイヤーの色相・彩度を使用していきます。
レイヤー1を選択してから、調整レイヤーの色相・彩度を選択します。
クリッピングマスク
レイヤー1にだけ色を適用させたいので、クリッピングマスクを適用します。
色相・彩度1レイヤーとレイヤー1の境目をAlt + クリックします。
すると下記の赤枠の下矢印が表示され、クリッピングマスクが適用されます。
適用方法が分からない場合は → クリッピングマスク
クリッピングマスクの詳細はこちら
あとは色相・彩度プロパティのパラメーターをお好きな色に変更します。
お好きな色に変更したら完成です(★‿★)
※補足:先程のスマートフィルターのぼかし(ガウス)を強めにかけると色が変更しやすいです。
その他の応用
ぼかしの境界線の調整
境界線を調整する方法として、今回の手順とは別に下記のような手順で
選択とマスク → ぼかし,コントラスト,エッジをシフト
をバランスよく調整すると簡単に変更ができます(*^^)v
目をぼかす
長方形選択ツールを使用して、目のボカシも簡単に作成できます。
顔全体をぼかす
クイック選択ツールを使用して、顔全体にぼかしをかけることもできます。
まとめ
このようにボカシをかける方法としては、他にもやり方が存在しますが、今回は元画像を一切汚さずに修正が入っても、ぼかしの範囲,濃度,色,解除(スマートフィルターと調整レイヤー)ができるやり方として、簡単な方法をご紹介しました。
以上です。